見残し海岸

見残し海岸-竜串グラスボート

年間足摺岬を訪れるお客様は約80万人。しかしながら竜串・見残しを見て帰るお客様はその1/5に満たないと言われています。
全国的にも足摺岬の知名度は高いのですが、竜串・見残しの名は地元の人たちが考えているほどには知られていないようです。
「ホテルですすめられたので来てみた」というお客様も結構多い。
荒々しい足摺岬の海岸美が男性的とするならば、竜串・見残しの柔らかい砂岩で出来た眺めは女性的であると言われます。
はるばる”土佐清水”まで来ていただける皆様に、ほんの少し足を延ばしていただけたら…とこのページを作りました。
波が高く、見ていただけない時もあります。
しかし、一度見ていた方には”もう一度行ってみたくなる”… 竜串・見残しはそんなところです。
見残しという地名は、弘法大使がここを見残したということから名付けられました。
竜串・見残しは新生代第三紀、約2000万年前の竜串層と呼ばれる地層です。砂や泥が固まってできた非常に軟らかい岩ですので、 風や雨そして波の影響をうけ、岩肌が蜂の巣状に穴があいていくのが特徴です。風と波の自然がおりなす造形美は人々を神秘的な世界に導いてくれます。

見残し海岸-竜串グラスボート
見残し海岸-竜串グラスボート
見残し海岸-竜串グラスボート

 

見残し海岸マップ

しし岩

見残し海岸-竜串グラスボート

写真を見ての通り、左下が鼻、少し上がって目、そして緑の部分がタテガミ。いわれてみるとホンマに良く似ちょる。

大正9年

見残し海岸-竜串グラスボート

大正九年に作られた綱取り。御影石(花崗岩)で作られており、約100年たった今でもその当時のままに残っているが、見残しの石で作ったものは浸食で細くなったり、すでに折れてしまったりで、見残しの浸食の過程が解る唯一のところである。

波の花道

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岩の縞模様が渚に打寄せる波のようです。

ホテイ岩

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七福神の中のホテイさんが袋を担いで座っている後ろ姿。

夫婦岩

見残し海岸-竜串グラスボート

二人が抱き合ってチュ-をしています。右側の女性が男性の首に手を回し強引に引き寄せています。高知県の女性の強さがよくでているのでは…..?

ワシ岩

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ツヅミ岩の上の方、突き出た岩がワシのくちばしにそっくり。

ツヅミ岩

見残し海岸-竜串グラスボート

岩肌に開いた小さな穴を手のひらで打つと〝つづみ〟の音が。強く打つほどいい音が…..しかしその分だけ手が痛い。

こけし岩

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通路の下側に2体ありますが片側は浸食で上半身が無くなりました。

人魚御殿

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大きな岩穴が3個。見残しの浸食穴では最大。その昔、人魚がここで遊びよった…と。

平太郎釣場

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グレ、チヌ、イシダイの良型が腕と運のいい人に……。

らくだ岩

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一コブor二コブ。

太鼓バエ

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浸食で開いた岩穴に波が打ち込むとドーン、ドーンと音が出る。波の静かなときはダメ。

蜂の巣城

見残し海岸-竜串グラスボート

穴だらけの岩。大きな蜂の巣です。

鎖石

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正にチェーンのようです。

渦岩

見残し海岸-竜串グラスボート

大きく開いた岩穴に石紋が重なります。〝一つ渦〟と並んで〝二つ渦〟があります。

バクチ岩

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見残しの名称『大正九年』に関連あり。通路から少し上がった所に平らな一枚岩があります。昔西風が強くなると船が進めなくなり、見残し湾に船を舫い、風が止むのを待つ間、船乗り達がここで〝さいころ〟や〝花札〟などをしたということです。

厄抜岩

見残し海岸-竜串グラスボート

細かった穴も最近では大きくなって…….。

竜宮路

見残し海岸-竜串グラスボート

足元の岩が小さな穴だらけ。

見返り門

見残し海岸-竜串グラスボート

通路に大きな岩がかぶさっています。

縞岩

見残し海岸-竜串グラスボート

見ての通りです……縞模様。

屏風岩

見残し海岸-竜串グラスボート

奇岩巡りのラストを飾るのにふさわしい見残しを代表する岩です。